夫婦の家計管理パターンごとのメリットとデメリット

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夫婦の家計管理

あなたの家庭では、誰が家計の管理をしていますか?

こう聞くと、たいていの人は「妻」と答えるのではないでしょうか

オリックス銀行株式会社が2014年に20歳以上の男女1661人を対象におこなった『家計管理の実態に関するアンケート調査』によると、

  • 妻が家計を管理している… 56.2%(昨年:59.2%)
  • 夫が家計を管理している… 29.3%(昨年:27.6%)
  • 夫婦別々に管理している… 13.8%(昨年:12.4%)

という結果になりました。

日本には昔から家計は妻が守るものという風潮があったように、妻が家計を管理している割合が全体の約半数以上を占めています。

しかし面白いのが、夫が家計を管理している割合と夫婦別々に管理している割合が少しずつ上がっているという点です。

このことから今や日本の家庭の家計管理は「得意なほうがする」「自己責任でおこなう」という風潮になりつつあるといえます。

ではそれぞれの家計管理パターンにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

 

■妻と夫どちらか一方が家計を一括管理している夫婦のメリットとデメリット

まずは妻と夫どちらか一方が家計を管理したときのデメリットを紹介します。

1.妻が家計管理をしている場合

  • 夫は自然におこづかい制になるパターンが非常に多い。
  • 自分の給料が何に使われているか分からなくなるのできちんと貯金できているのか不安。
  • おこづかいが少ない。
  • 子どもができると真っ先に夫のおこづかいが削られる。

 

2、夫が家計の管理をしている場合

  • 妻が夫の給料を知らされない場合、本当に給料の中でやりくりできているのか不安。
  • 渡される金額が少なく、やりくりの大変さをわかってくれない。
  • 妻が専業主婦の場合、おこづかいがない。

また、双方に当てはまるデメリットとして、「1人で家計の管理をするのはプレッシャーになる」というものもあります。

とくに管理に慣れていない間や管理自体が不向きの場合、予算をたびたびオーバーしてしまってもパートナーになかなか言えず、実際に思いがけないところから借金をしてしまうというケースもあります。

そうならないためにも風潮にとらわれず、夫が家計の管理をしている割合が増えたように家計の管理は得意なほうがおこなうのもいいでしょう。

以上のことからどちらか一方が家計の管理をすることは、一見するとデメリットばかりに見えるかもしれませんが、以下のようなメリットもあります。

  • 家計管理は得意なほうがすることで、ムダづかいが減って貯金ができる。
  • 妻が管理することで、夫は仕事に集中できる。
  • 決められた予算でやりくりすることで、結婚生活に必要な金銭感覚が身につく。
  • 結婚したのだと実感がわいて、財布のひもが固くなる。
  • 家庭の全体の収入が分かるので妊娠、出産などのライフプランを立てやすい。

 

■お互いが別々に家計を管理している夫婦のメリット・デメリット

お互いが別々に家計の管理をしていると、どちらか一方が管理しているときとはまったく違ったデメリットが出てきます。

  • パートナーの貯蓄額が分からないので、どちらか一方が病気になったり、妻が妊娠、出産で働けなくなったりしたらいざというとき不安。
  • お互いが自立していると財産分与でもめないので離婚したいときにしやすい。
  • 単純にムダづかいが増えてしまう。
  • 収入に差がある状態で完全折半だと不公平になる。

 

一方、メリットは以下のようになります。

  • 決められた額を入れたら残りは自分の好きなように使えるので管理が楽。
  • 自己責任だけど金銭的に自立している。
  • 収入を知られたくないのでいい。

■円満な家計の管理にはパートナーへの定期的な報告が大切です。

家計管理を任されていると管理に口を出してほしくないと思ってしまう人は意外に多いです。しかし管理を任せている側にしてみれば、渡した給料がどのように使われているのか気になるのは当然といえます。

 

大切なのは家計の管理をパートナーに任されていても家計の状況をそのつど報告することです。家計の管理がプレッシャーになっている場合も家計簿を見せるなどしながら報告を兼ねて相談するといいでしょう。

 

いざというときの備えがある、きちんと管理できていると分かれば、安心して今後も任せてくれるでしょう。

 

一方で、夫婦それぞれが家計の管理をしている場合は、どちらか一方が働けなくなったときの状況を考えなくてはいけません。収入が無くなったときの支払いは折半なのか、働けるほうが1人でそのまま背負うのか、金銭的に自立している分話し合った結果によっては離婚にもつながりかねません。

 

また、子どもが産まれたらその養育にかかる費用は誰が払うのかライフプランに応じても考えなければならないため、妻か夫どちらか一方が家計を管理している場合よりも不安要素は大きいです。

 

家計の管理に関する話し合いは最初が肝心です。

今回ご紹介したメリット・デメリットをふまえて今一度、家計の管理を見直すというのも一つの方法です。

お金の話題はなかなか言い出しづらいものですが、実際にやってみて難しいと感じたり、不安があるようならすぐにパートナーと話し合うことをおすすめします。

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