うつ病は心の風邪…誰でもうつ病になる可能性があるって本当??

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うつ病は心の風邪

うつ病は今や、誰でも耳にしたことのある病気になりました。そして、最近では周囲にうつ病で休職しているという人も珍しくない時代です。そんな世の中でも、なぜか私たちは『自分はうつ病になるはすがない…』『楽観的だからうつ病にはならない性格だ!』など思い込んでいませんか?実は、うつ病は心の風邪といわれるほど、誰もがかかりやすい心の病気です。

 

■うつ病とは…

うつ病と聞くと、単にやる気がでない…気分が落ち込んでいるというイメージが強いですね。しかし、実際には、精神的な症状だけでなく、身体がだるい…頭が痛い…お腹が痛い…などの身体症状も出てきます。そして、その原因のわからない心と身体の不調が2週間以上続きます。 そして、実はうつ病になる原因ははっきりとは解明されていません。脳の働きに何らかの問題が起きている状態とまではわかっているので、単に気分の落ち込みではないため、適切な治療が必要となります。うつ病は1つの原因で発症する病気ではなさそうです。遺伝的な要因や、過度のストレスで発症すると言われています。以下の原因となる事柄を紹介します。

 環境要因

  • 幼少期の厳しい体験
  • 家族や親しい人の死亡
  • 仕事や財産の喪失
  • 人間関係のトラブル
  • 家庭内不和
  • 就職や退職、転勤、結婚や離婚
  • 妊娠、育児、引っ越しなどの環境の変化

身体的要因

  • 慢性的な疲労
  • 脳血管障害
  • 感染症、癌、甲状腺機能の異常
  • 月経や出産後、更年期などホルモンバランスの変化
  • 降圧薬、経口避妊薬などの服用

このようにうつ病を発症する原因は本当に私たちの身近な生活の中にあるようです。結婚、出産といった幸せな出来事も環境が大きく変化する為、原因になることもありえます。そして、うつ病は風邪と違い、自分ではうつ病になっているかも…とは自覚しにくいのが特徴です。周囲の人が原因がわからない症状で苦しんでいる場合には、うつ病の可能性もありえるでしょう。うつ病患者本人は、疲れているだけ…休養をとれば大丈夫…頑張りがたりない…などと考えてしまうようです。自分や、家族、周囲の人に思い当たることはないですか?それがうつ病のサインかもしれません。

 

■うつ病が過去最多に…

ますます患者が急増中! 2015年の統計によると、うつ病などの気分障害と診断された患者数は、全国で推定111万人となり過去最多を記録したそうです。厚生労働省の調査によると、3年前の2012年から比べると、なんと16万人も増えています。そして、統計を取り始めた1996年から見ると、実に2,5倍に増えているそうです。 うつ病患者が急増している背景には、昔に比べて、うつ病などといった病気でも、専門病院にかかりやすくなったという背景もあるようです。ですが、それを含めても近年うつ病と診断されている人が急増しています。

この数字はそれだけ、日本人はストレスのかかりやすい社会で生活していることになります。実は働く日本人の10人に1人がうつ病を患っているそうです。紛争・戦争・人種差別の少ない日本においてこの数字は、うつ病が多い国と言えるとでしょう。 そして、日本人は、世界でみても『我慢強い人が多い国』です。実際に、うつ病を患っていても、我慢している…自分の頑張りが足りない…とうつ病と診断を受けていない人もいるのです。潜在的なうつ病患者まで含めると250万人は超えていると言います。

 

■男性と女性、どちらがうつ病になりやすいの?

では、男性と女性どちらが、うつ病になりやすいのでしょうか?昔から女性の方がうつ病になりやすいと言われていました。それは、女性は月経などイライラしやすかったり、抑うつになりやすい状態がライフサイクルの中に常にあるからです。また、妊娠・出産などで大きく環境が変化するのはやはり女性ですね。そういった背景から、女性のがうつ病にかかりやすかったそうです。 しかし、最近では発症率に男女の差はほぼなくなってきました。これは、女性がうつ病にならなくなったのではなく、男性がうつ病になる確率があがっているようです。

その原因が、実は不景気だと言われています。仕事を持つ女性も増えましたが、やはり今でも重要なポストは男性に任せられていることが多い為です。男性は企業側から無理なコストカットや、人員削減など無理難題を押し付けられることが多いです。そして、若者の正規雇用の減少などもうつ病が増える要因になっているそうです。 また、同じく女性もうつ病になりやすくなっています。仕事を抱えながら、月経や出産による育児休暇などで以前よりもうつ病になりやすい環境に身を置く女性が増えているからです。ストレスのかかる生きにくい世の中は、男女の性別には関係ないようです。 そして、大人だけでなく、実は子供のうつ病も増えているようです。受験やいじめ、不登校、両親の離婚、家庭の事情などでさまざまなストレスがかかることによってうつ病を発症する子供も増えています。

 

■うつ病は誰でもかかる心の風邪!自分だけは…と思わないようにしよう!

うつ病は、大人、子供、性別に関係なく近年患ってしまう人が多くなっていることがわかりましたね。そして、うつ病になる原因は日常生活のどこにでも転がっているようです。就職、結婚、親との死別などは多くの人が人生で経験することでしょう。そんななかにもうつ病の危険は潜んでいます。自分だけは…と思い込まずに、不調を感じたら周囲に相談しましょう。そして、うつ病は自分では自覚しにくい病気でもあります。周囲の人の異変にも気づいてあげらるようにしましょう。

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